The Yamame Interaction

【養沢毛鉤専用釣場】数釣りの楽しさと寂しさ 2025年5月第5週

公開日: 2026年3月22日 (日)

養沢毛鉤専用釣場でのフライフィッシング釣行の記録です。


この記事について

2025年から養沢毛鉤専用釣場に通い始めました。
2026年も引き続き通う予定ですが、昨年の釣行記録を自分の備忘録も兼ねて書き残しておきます。

養沢2日目

前回から数日後、再び養沢毛鉤専用釣場を訪れました。初日はニジマス3匹という結果で、それでも自分としては楽しめたのですが、反省点や試してみたいことも多く、早くも次回が待ち遠しくなっていました。
前回ドライフライオンリーでしたが、淵やゆるい流れも見ていたのでニンフも試してみたいと思っていました。

朝7時過ぎ

ゆっくり到着して受付、5番のバッヂでした。
この日は放流日だそうです。釣れたら記念バッヂがもらえる標識ヤマメ(アブラビレを切った個体)も気になっていたのでスタッフの方に聞いてみると、最近は遠藤前、早渕、髙橋辺りで出ているとのこと。前回の時点で残り20個とのことだったので、恐らく残り10前後。

早淵の駐車場にバイクを止めて、少し降った養沢センターあたりで始めました。
写真だと水が少なく見えるけど、ここは分流していたかも?

養沢センター付近の開けた流れ

7:30

養沢センター付近は川遊び用で釣りが出来ないエリアがあったと思います。

養沢センター付近の開けた流れ2

宝沢、天王岩と釣り上がるも反応なし。

ウェーダーに虫が止まりました。金属的な緑光沢でタマムシかと思いましたが、アオカミキリモドキという甲虫のようです。体液は毒性で触ると水膨れになるらしい。壊れた翅は鳥にやられて、毒で身を守ったんでしょうか。タマムシも渓流で時々見ますが時期は7〜8月みたいです。

アオカミキリモドキ

8:55

松葉のプールでニンフに変えてみました。ニンフはフライ始めたての頃に他の管理釣り場でかじった程度で、エリア含め自然河川ではほぼ経験がなく、ニンフの釣りが今回のメインの目的でもありました。
里見栄正さんの動画で見たルースニングを試してみます。

1匹目は小さなウグイ。養沢ではこのサイズがよく釣れますが、マス以外の魚もフライで釣れると自然との一体感が感じられて嬉しいです。

チビウグイ

続けて25cm前後のニジマスがほいほいと釣れます。投げれば釣れる感じでニジマスと戯れていたのですが、満身創痍で3匹だった前回釣行とは打って変わり、ニンフの威力を実感しました。

10:13

5cmぐらいあるカワゲラの抜け殻がありました。子供の頃は川で見つけてキモチワルと思っていましたが、フライを始めると金脈のように輝いて見えます。

カワゲラの抜け殻

10:17

通り過ぎたポイントに戻ってプールの流れ込みに投げると、ニンフをひったくるような魚影が見えてマーカーが引き込まれました。ニジマスよりスピード感のある走り方で、パーマークも見えてこれはもしや...。
養沢での初ヤマメでした。

松葉のヤマメ

フライはフェザントテールの #14 。ナチュラルなニンフで流れこみでの反射食い、この1匹は後で振り返ってもヤマメの習性や警戒心の高さを教えられた気がします。
見えマスの群れに何度もフライをぶっ込んでどれかが咥えるのを待つ釣りとは違い、流れの1投目の勝負という感じでした。思えば奥多摩のヤマメもやはり基本は1投目が勝負でしたし、ヤマメと出会うにはニジマスとは違うアプローチが必要なんだと実感します。

松葉のヤマメ2

ニンフは太軸フック + タングステンビーズだと川底を引きずって重すぎたようです。太軸ならビーズなしで良さそう。

13:45

松葉を上がって木和田平橋、早渕は人がいたので、お昼を食べて平和橋下流から再開しました。
早淵は事務所下と並んで人が多い気がします。けど放流で魚影が濃く、プール、瀬、木の覆いなどバラエティに富んでいて釣りが楽しいエリアです。サギも常駐していて養沢川の食卓。

ドライでチビヤマメが2匹釣れました。フライはグリズリー系のパラシュート#15。
15cm以下は再生産の半天然個体なので優しく逃します。

平和橋の再生産ヤマメ

15:10

先行者を迂回して、製材所手前で再び15cmぐらいの多分再生産ヤマメ。ヘアーズイヤーニンフを咥えると、石の隙間に頭を突っ込んで逃げようとしました。カサゴの如く。こういう抵抗の仕方はニジマスと違うような気がします。

製材所の再生産ヤマメ

16時頃

鏡沢の落ち込みプールでまたニンフでニジマスの数釣りをしました。反応が悪くなったらフライを変えると無限に釣れます。だんだん虚しさが込み上げてきます。
プールを上がると高橋は先行者がいたので、脱渓して最上流に向かいます。

16:50

前回良型ニジが釣れた石舟のプールに入って性懲りもなくニンフを投げました。ニンフの日です。
放流日なので当然ですが、養魚場から連れてこられたニジマスのグレーバックが自然の川には浮いて見えました。

石舟の流れ

釣らされている感を味わいつつも、オレンジがかった良いニジマスもキャッチ。
傷はサギにつつかれたか?

石舟のニジマス

18時頃

陽が暮れ始めていて、カゲロウがパタパタと飛び立つのが見えました。
ポエム失礼すると、夕日が石舟の流れと舞うカゲロウを金色に照らして、幻想的で綺麗でした。

18:30

さらに上流に歩きますが、薄暗い沢で糸が絡み、疲れて終了しました。標識は無し。
事務所に戻るとコーヒーまだあるのでと勧められました。普段あまり飲まないのですが、ヘトヘトで帰りの運転もあるのでありがたく頂きました。養沢のスタッフの方々はそういうことも気にかけて下さっている気がします。

数釣りの楽しさと虚しさ

ニンフを投入したこともあり、ニジマス約20匹、ヤマメ1匹(再生産除く)とそれなりの釣果になりました。前回3匹だったので大変な成果です。ニンフの感覚も少し分かってきました。
しかし沢山釣れることとフライの楽しさはイコールではないと感じました。魚群にニンフを放って積み上げたニジマス20匹よりも、流れに狙いを澄まして、小さなライズに全集中でかけたチビヤマメ1匹の方が感動は大きかった気がします。もっと言うと養沢初日の1尾目、巻き返しにドライを浮かばせたニジマスは一生忘れないと思います。
何匹釣ったか、何の魚種か、よりも、どんな思いで釣るか、どう自然と対話するかにフライをやる理由があるような気がします。